
どうもmr.stockです。
株式投資において企業の実態を把握することは大前提となります。
実態を把握するためには決算を読む必要がありますが、その中でも僕は企業の利益率を重視しています。
もちろん赤字の企業に黒字転換を狙った買いを入れたりはしません。
あくまで利益をきちんと出している企業がより長い期間でどの程度成長性があり、倒産のリスクが低いかを見ています。
今回はなぜ利益率に重視する必要があるのかを皆さんにシェアできればと思います。
利益率はライバル企業との比較に使える
企業にはほとんどの場合競合他社が存在します。
もちろん他社のまねできない商品を販売している企業は強い企業だといえるでしょう。
しかし、時代の流れとともに必ずライバル企業が出てくるのは確実でしょう。
たとえライバル企業が出てきたとしても企業は利益を伸ばす必要性があります。
同じような商品を扱う企業でも利益率が高い企業はたとえ売り上げが低迷しても利益率が高いことから赤字に陥りにくいと予想できます。
ライバル企業同士の利益率が3%の企業と20%の企業では20%もある企業のほうが健全な経営をしているということになります。
こういった理由から自分が投資したい銘柄があったとしたらまずはライバル企業の利益率と比較してみることで、どちらに投資をしたほうがより有利なのかを読み取ることができるわけです。
こういったことから必ず投資したい企業のライバル会社を探し出し利益率は比較しましょう。
ブランディングのうまさは利益率を見ればわかる
企業は自社のサービスや商品に付加価値を与えるブランディングに日々注力しています。
なぜなら自社商品がたとえ高額であったとしても消費者が進んで購入したりサービスを受けたりすることはブランディングがどれだけ成功するかにかかっているからです。
フェラーリやエルメスといったブランディングに成功した企業を見るとやはり利益率が高いのです。
こういった企業は万が一不況に陥っても価格をさらに引き上げることで乗り越えることができます。
利益率はそういったブランディングがどれだけ成功しているかの指標にもなります。
気を付けなければいけないのは一時的に利益率が上がっていてもあまり意味がないということです。
数年、数十年と利益率が高い企業を見つけるとよいでしょう。
利益率は経営のうまさを示す
会社を経営していく中で経費は必ず重くのしかかってきます。
莫大な利益を得るには少ない経費で最大限の結果を残す必要がありますが、そのためには商品の価格を上げたり、ブランディングをしたり、人件費を調整したりとさまざまな努力が必要になってくることでしょう。
そこでそういった経営のうまさを図るために利益率をみることは重要です。
平均の利益率が高く、売り上げが伸びている企業は、経費を最小限に抑えて最大の結果を出せる経営者がいることを示します。
こういった優秀な経営者を抱える企業はそうそう倒産しないし、成長性のある企業と言えるでしょう。
投資をする際は経営者がどれだけ優秀かを知る必要がありますが、自分で会って話すわけにもいかないでしょうから決算書から読み取る必要があるでしょう。
その中でも特に利益率は経営のうまさを図る意味でも重視していきたいポイントです。
まとめ
今回は利益率について記事にしてみました。
単純に利益率だけをみるだけで、企業の色々な側面を覗けるということは、決算書にはまだまだ隠された秘密が眠ってそうですね!
一時的な利益率の上昇に惑わされずに、投資していきたいものです。
一度じっくりと決算書を見て企業のストーリーを見てみてください。
きっと見えなかった部分までみることができますよ!