





資産運用初心者に絶大な支持を得ているウェルスナビですが、個人投資家の僕からみると損ばかりする仕組みが形成されていることに不満を覚えます。
もちろん簡単に投資ができるわけですから、資産運用をはじめるきっかけになるかもしれません。
しかし、デメリットの方が大きく、資産運用で一番大切な事に欠けていると僕は思います。
今回は資産運用でウェルスナビを利用すると損をするのか?をシェアします。
ウェルスナビとは?
ウェルスナビとはスマホのアプリでお金を入金して、そのお金をその人にあったリスク許容度別に自動で投資、管理してくれるサービスです。
簡単にいうと資産運用がスマホ一つで簡単にできますよというサービスですが、今若い世代や投資未経験者を中心に様々な人が利用しています。
配当の再投資やリバランス(資産配分を一定に保つこと)も自動で行ってくれるため、手軽に資産運用ができるのが魅力です。
このように聞くと便利でお金が増えるイメージを与えやすいウェルスナビですが、長年資産運用を続けてきた人からすると実はあまり大したことのないサービスなんです。
ウェルスナビはだれでもできる事を分かりやすくしただけ
ウェルスナビの特徴は資産運用が超簡単にできると謳っているところ。
しかし、すでに資産運用している人からすれば個人レベルでも超簡単にできることをいかにもウェルスナビでなければ難しいかのように説明しています。
ノーベル賞受賞者の理論を〜などと説明していますが、一般的な投資信託でも同じように投資をしています。
投資信託は運用をプロにまかせることができる資産運用の基礎です。
証券口座を開設して、自分好みの投資をしているファンドを選択して積立金額を入力するだけでウェルスナビと同じような投資ができます。
中にはバランス型などの投資信託もあり、資産を守りながら投資をできるものや、攻めたい人向けのファンドも充実しています。
もちろん配当の再投資やリバランスもファンドがしてくれます。
ウェルスナビは今まであったサービスを見やすいアプリにしただけなのです。
また、ウェルスナビで運用した人が〇〇円稼げましたと宣伝していますが、ウェルスナビの投資先は個人でも直接投資ができるところばかりで、運用の成績がいいというのは相場全体が上昇傾向であるからです。
相場全体が上昇傾向のときは他のファンドでも大きな利益につながることがほとんどですから、ウェルスナビに限ったことではありません。
ウェルスナビをおすすめしている人は大半がアフィリエイターですから、いいことを書くに決まっているのです。
また、歴史が浅いことからここ数年上昇相場でのレビューしか見ることはできません。
これでもあなたがウェルスナビは特別で利益をたくさんだしていると言うのであれば、僕は何もいいません。
画期的な資産運用方法と世間では騒がれていることに疑問しか残らないのです。
僕からすれば、なんで直接投資しない?ETFがだれでも投資ができるって知らないのか?リバランスなんてすぐにできるし、配当の再投資なんて当たり前笑
と笑ってしまいます。
個人投資家で同じように思っている人はかなり多いと思います。
例えば
カスタムが自由自在。開発に5年かけた使い勝手抜群の最新アンドロイドスマートフォン。
と
使い勝手抜群のアンドロイドスマートフォン。
どちらを選びますか?
同じアンドロイドスマートフォンでもより中身のわかる前者を選ぶ人が多いと思います。
このように、ウェルスナビはだれでもできる事をすごいぞアピールで広めているようなものですからウェルスナビで資産運用している人は注意しましょう。
ウェルスナビの手数料は鬼高い!資産減少の引き金に?
ウェルスナビと同じようなサービスに投資信託がありますが、もしウェルスナビと同じような投資結果を得ようとすると投資信託と比較してウェルスナビの手数料は鬼高いと言えるでしょう。
たかだかETFに投資するだけで、手数料が1%。
基本的に投資信託では1%をきることは珍しくなく、毎年1%の手数料を支払うことはアクティブファンドといえるでしょう。
しかし、ウェルスナビはアクティブファンド(利益追求型のファンド)の内容ではありません。
資産運用をされてる方はご存知ですが、ウェルスナビが投資しているETFとは上場投資信託のことで、資産運用をウェルスナビに任せるということは、2重で手数料を支払っているのとなんら変わりはありません。
要は、ウェルスナビでの資産運用は手数料で損をすることになります。
資産運用をされるのであれば、基礎的な考え方として年間の経費を抑えるのは常識です。
1%以下の手数料で投資できるものをわざわざ1%以上の手数料を支払って投資することになんの意味があるのでしょうか?
もちろん資産運用をするのとしないのとでは大きな違いが生まれますが、手数料損することは賢い選択肢ではありません。
仮にウェルスナビが数ある株式などの銘柄から市場のパフォーマンスを上回るように選定しているのであれば、1%は納得できる手数料でしょう。
なぜなら、銘柄の選定には多数の調査が伴うからです。
しかし、現実は他のファンドに丸投げですからどれだけ賢いアプリのように宣伝してもそれを隠すことはできません。
ETFや投資信託、リバランスなどと聞くと資産運用初心者の方はややこしく感じるのかもしれませんね。
ひとつ厳しい意見を言うとすると、、、
意味も分からないのに投資するなんてバカがすること
でしょうか、、、
これはけなしてる訳ではなく、損させたくないから言わせて貰いますね笑
まとめ
資産運用でウェルスナビを利用することははっきり言って僕は損すると思っています。
何十年も割高な手数料を支払う羽目になるくらいならほんの少し勉強してみることをおすすめします。
まずは投資信託と株について本を一冊読むだけでも変わってきますよ。
次にETFなどを学べばよいでしょう。
全てにおいてウェルスナビを否定するわけではありませんが、ウェルスナビがいかにも一番みたいな記事も見かけるので注意しましょう。
間違いなく書いている人はあなたの事を考えていませんから。